上品な素材とデザインでありながら
軽くて収納力があり
幅広い年齢層と性別から愛され続けている
ロングセラーのエヴリン(Evelyne)
今回のSPOTLIGHTでは
そのエヴリンの魅力に迫る。
"エヴリンの始まり"
1978年、当時エルメスのライディング部門の責任者であった
エヴリン・ベルトラン(Évelyne Bertrand)と彼女のチームによって
作られたものがエヴリンバッグの始まり。
当初はブラシやコーム、ピックなどの手持ちの馬の手入れ道具を
便利に持ち運ぶため開発された。
エヴリン・ベルトラン(Évelyne Bertrand)
シンプルなレザーボディに小さな開閉ベルトとスナップボタン。
取り外し可能な幅の広いストラップを付け、
斜めがけで両手が自由になるように考案された。
馬の蹄鉄からインスパイアされた縦長の楕円形のデザイン。
一番の特徴としては片面についている
「H」の字のパンチングロゴ。
装飾としてだけでなく、手入れ道具に空気が当たるよう
通気性を高めるための役割をしている。
本来は穴が空いている側を
体に向けて着用するように設計されていたが
近年はファッションアイテムとして
着用されるようになったので、
ロゴがついている方を
表に向けて着用するのが一般的になった。
"年代によって異なる構造"
Evelyne I（エヴリン1）
初期のデザイン
調整不可のストラップ付き
外装ポケットなし／内装ポケットあり
Evelyne II（エヴリン2）
エヴリンのセカンドジェネレーションモデル。
2005年前後から登場。
調整不可のストラップ付き／外装ポケットあり
Evelyne III（エヴリン3）
2007年前後から登場。
調整可能なキャンバスストラップ付き／外装ポケットあり
"QOOで取り扱いがあるものは3サイズ"
QOOで取り扱いのあるサイズはTPM,PM,GMの3サイズ。
TPM : 縦約 18cm × 横約 16cm × マチ約 5cm
PM : 縦約 30cm × 横約 28cm × マチ約 8cm
GM : 縦約 32cm × 横約 30cm × マチ約 8cm
"主に使われている素材"
エヴリンによく使われている素材は
雄牛の革を使用した柔らかい質感の
「トリヨンクレマンス」
雄牛の革に細かい型押し加工を施したハリがある硬めの
「エプソン」
異なる2色の糸で平織した耐久性に優れている
「トワルアッシュ」と
雄牛の革にキメ細かい型押しとガラス加工が施して上品な光沢を持つ
「クシュベル」
その他にも
様々な素材とカラーバリエーションで
楽しめるエルメス入門者には
ぴったりのバッグ。
VINTAGE QOO TOKYOで
一点もののエヴリンを
見つけてみてはいかが？