1. Chanel(シャネル)の
エレガントなブラック & ホワイト
ココ・シャネルは「ブラックにはすべてがある」と語るほどブラックを愛し、
1926年には“リトル・ブラック・ドレス”を発表。
ホワイトは彼女の愛したカメリア(椿)の花や、ピュアなエレガンスを象徴。
この二つの色はシャネルのパッケージなどにもよく使われ、
ブランドを象徴するカラーとして受け継がれている。
2. Hermès(エルメス)の
アイコニックなオレンジカラー
第二次世界大戦中、エルメスが通常使用していた包装紙が不足し、
代わりにオレンジの紙を使用。
それが定着し、今ではエルメスの象徴的なカラーに。
3. Louis Vuitton(ルイ・ヴィトン)の
モノグラムブラウンカラー
創業者ルイ・ヴィトンの息子ジョルジュが、
模倣品対策として1896年に「モノグラム・キャンバス」を考案。
その落ち着いたブラウンの配色がブランドのアイコンに。
4. Tiffany & Co.(ティファニー)の
ときめくティファニーブルーカラー
1845年、ティファニー初のカタログ「ブルー・ブック」の表紙に
使用された色が始まり。
ロビンエッグブルー(コマドリの卵の青)に由来し、
幸福や高貴さを象徴する。
5. Cartier(カルティエ)の
ゴージャスなダークレッド
カルティエのジュエリーボックスや
ショッパーに使われる深紅の赤。
王族や貴族に愛されたブランドの伝統と、
情熱・高級感を表現する色。
6. Dior(ディオール)の
洗練されたグレー
クリスチャン・ディオールは、
幼少期を過ごしたフランスのノルマンディー
地方グランヴィルの邸宅の外壁がグレーだったことから、
この色を「エレガンスの色」として採用。
ディオールのブティックのインテリアや
パッケージにも使用されている。
7. Gucci(グッチ)の
高貴なグリーン & レッド(ウェブストライプ)
1950年代、
乗馬の世界からインスパイアを受け、
馬具の腹帯のデザインを基に
グリーン・レッド・グリーンのストライプを採用。
このストライプは今もブランドのシグネチャーデザインとして使われている。
8. Burberry(バーバリー)の
タイムレスなベージュカラー
1920年代に登場したバーバリーチェックの
トレンチコートの裏地に使われたベージュが
ブランドのアイコンカラーに。
イギリスのクラシックなエレガンスを
象徴する色として定着。
9. Versace(ヴェルサーチ)の
グラマラスなゴールド
ヴェルサーチのデザインはギリシャ神話や
ローマ時代の豪華な装飾から影響を受けており、
ゴールドはブランドのグラマラスで大胆なスタイルを象徴。
メデューサのロゴやバロック調のデザインにも
ゴールドが多用されている。
10. Prada(プラダ)の
シックなブラックカラー
プラダは「ミニマリズムの象徴」とも言われ、
シンプルかつモダンなデザインの中でブラックを多用。
デザイナーのミウッチャ・プラダが
「シックで力強く、時代に左右されない色」として
ブラックを好んで採用したことが背景にある。