ラグジュアリー品にあまり詳しくない人でも
誰もが知っているブランド「グッチ(Gucci)」
今年で創業103年になった
イタリアのファッションハウスの意外な
ビハインドストーリーに迫る!

Q.
グッチの創業者である
グッチオ・グッチ(Guccio Gucci)の
前職は?
A.
ホテルマン
彼は若い頃、ロンドンの有名な
サヴォイ・ホテルで勤めていた。
裕福な顧客や上流階級の人々が持っていたホテルの中で、
高級な旅行用バッグや馬具などを目にする機会が多かったのが
グッチを立ち上げるきっかけとなった。
Q.
今のGGロゴって誰が作ったもの?
A.
創業者の息子である
アルド・グッチ(Aldo Gucci)
一番最初のロゴは
そこまでデザイン性があるものではない
シンプルなもの。
グッチオ・グッチ(Guccio Gucci)のイニシャルから
とった「GG」ロゴが考案された。
1960年代以降、ブランドのシンボルとして採用され、
今やグッチのアイデンティティとして定着し、
世界的に認知されるようになったいる。
Q.
グッチを象徴する
赤と緑ウェブストライプの由来は?
A.
伝統的な馬具に使われていたサドルの下に敷かれる
「グリードル」と呼ばれる部分のデザインから
由来したもの。
ブランドが最初に裕福な顧客や上流階級をターゲットとして
商品を展開していたため、高級馬具や革製品の製造を
手がけていた時代の名残である。
Q.
グッチのバンブーバッグに
なぜ竹のハンドルが使われることになった?
A.
当時の資材不足が背景。
第二次世界大戦後の物資不足によって、
職人たちは代替素材を探していた。
そこで日本やアジアの文化でよく使われる竹素材を
取り入れることになったことから
「バンブー」と名付けられた。
Q.
グッチ家はKeringが運営しているが、
昔は家族経営だったはず。
家族経営ではなくなった理由は?
A.
家族間の権力争いと経営権を巡る対立、
さらにファミリービジネスの内部紛争に起因。
権力争い、裏切り、さらには暗殺事件まで発展し、
複雑な家族関係が形成されたことから
経営権を失うことになる。
これらの話が2021年に映画化されたのが
「ハウス・オブ・グッチ」(House of Gucci)。