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2025.07.31 IG LIVE: この夏をもっと楽しむ!QOOのライブ配信で見る最新ヴィンテージコーデ
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アイコン誕生秘話:ディオールのモノグラム

今回はもっとも身近なブランドの1つ、
Christian Dior(クリスチャン・ディオール)の

代表的な総柄、「トロッター」についてフォーカスオン!


“クリスチャン・ディオール
初のモノグラムパターンObliqueが
1967年に初登場


(引用元:Vintasy.com ,Le Monde fr web)

Oblique(オブリーク)とは平行でもなく直角に交わってもいない、斜になっていること。
このオブリーク柄は
ディオールの3代目のデザイナーである
マルク・ボアン(Marc Bohan)によって作られたもの。

ジャガード織りのファブリックが使用されており、
クラシカルで高級感のある雰囲気を持つのが特徴。
 古いヴィンテージディオールバッグもこのオブリーク柄が使われていることが多く、
旅行用のバッグから女性用のハンドバッグ、コインケースまで、
幅広く展開されていた。

 

 

このクラシックかつエレガントな柄は
一人の天才デザイナーによって
変化を遂げ、時代を変える


(引用元:British VOGUE)

1996年、ディオールにデザイナーとして就任したジョン・ガリアーノ(John Galliano)
何十年も引き継がれていたオブリーク柄をリブランディングし、
「トロッター(Trotter)」として再展開。


(引用元:Wikipedia 1973 Belmont Stakes)

 

「トロッター(Trotter)」は馬が「速足(トロット)」で歩く様子を指す馬術用語。 

乗馬カルチャーと密接な関係にある上流階級の世界観を映し出すように
サドルバッグと共にこのトロッター柄は瞬く間にY2Kファッションの象徴となり、一大ブームを巻き起こす。

しかし、ファッションの潮流が変化する中で、
2006
年、惜しまれつつも姿を消します。

 

 

”Dior初の女性デザイナーによるリバイバル”


(引用元:FINANCIAL TIMES)

2016年にディオールに女性初のデザイナー
マリア・グラツィア・キウリ(Maria Grazia Chiuri) が就任。

2025年5月までディオールのデザイナーを務めた彼女は
1960〜70年代のオブリーク柄に注目。

彼女はオブリーク柄仕様のディオールアイテム次々とを世に送り出し、
サドルバッグをもオブリーク仕様で再解釈し、復刻。

 

(左から 初期、2000年代、2016年以降)

今ディオールのブティックで手に入れられるのはオブリーク柄のみ...

2006年に廃盤になって以降、復刻はされていない「トロッターアイテム」は
今やヴィンテージでしか手に入らない特別なアイテム。

時代を超えて愛され続けている名品をVINTAGE QOO TOKYOにて見つけてみてはいかが?